

卒業、就職、結婚。大人になるほど、お世話になる人は増えていきます。長いおつきあいにしたいから、折にふれて感謝の気持ちを伝えたい。
お世話になった方の顔を思い浮かべてください。あなたからお中元が届いたらどんな顔をするでしょう?
さあ今が贈るタイミングです。これをきっかけに、お中元をはじめてみませんか?

あなたのご両親はもちろん、学生時代の恩師や、仕事や結婚の時にお世話になった人などに贈るものですが、全員に贈るのはさすがに大変です。
まずは、いちばん大切と思う人から始めましょう。大人になると、大切な人がどんどん増えていきますが、同じ相手に変わらぬ感謝の気持ちとして、継続して贈ることもポイントです。

せっかく贈るのですから、届いた先で毎年話題になるようなものがいいですね。
「ああ、いつものハムの人から届いたわよ」、「今年のフルーツはマンゴーだ!」など。
そのためには、やっぱり毎年欠かさず贈ることが大切です。
「私の定番」ができると、継続的なお付き合いがより深く感じられます。

Q1 いくらくらいのものがいいのでしょうか?
相場は3,000円〜5,000円。実際は、気持ちを伝えるものだから、いくらであっても立派なお中元です。
Q2 いつ贈ればいいのでしょうか?
お中元は、6月下旬から7月下旬まで。7月中に届くようにしましょう。
Q3 時期を逃してしまったらどうすればよいでしょうか?
表書きを、関東では7月15日頃までなら「お中元」、8月初旬の立秋までなら「暑中御見舞い」、それ以降は「残暑御見舞い」として贈りましょう。ただし関西は8月15日までは「お中元」、それ以降は「残暑御見舞い」になります。
Q4 相手や自分が喪中の時はどうすればよいでしょうか?
贈っても大丈夫です。ただ、四十九日まで(忌中)は避けて。終わった後にその時期にふさわしい表書き(上記)で贈りましょう。

「今まで育ててくれてありがとう」「おかげで一人前になりました」・・・
そんなメッセージをこめた家族へのお中元は、受け取ったほうもとても嬉しいはずです。
すこし照れくさくても、ご家族にもお中元を贈ってみませんか。

突然の贈り物がうれしいのは、気心が知れた間柄だからかもしれません。
お世話になった大切な方にお中元を贈る場合は、お中元が届く前に、はがきなどでごあいさつ状をお送りするといいでしょう。品物だけでなく感謝の気持ちをしたためたお手紙は、よりいっそう相手に感謝の気持ちが伝わります。

お中元の本来の意味からすると、直接手渡しするのが正式ですが、何かとあわただしい現在では配送が一般的です。
相手の方のお好みなどを考えて選んだお中元なら、配送でもきっと気持ちが伝わるはずです。

贈られる側としては、自分のことや、家族のことをわかってもらえていることが、何よりもうれしいことです。相手のことを考えて品物を選びましょう。
たとえば、ご夫婦おふたりの方や、ひとり暮らしの方へは、食べきりサイズや賞味期間の長いもの、ご家族が大勢の方へはご家族で楽しめるごちそうなど。
相手の好みやご家族構成も考えたギフトは、きっとよろこばれます。
もし相手の方をよく知らない場合は、調味料や洗剤など誰もが日常使うものがよいでしょう。
「売れ筋お中元ランキング」などの情報もご参考に。

お中元は、恩師やお世話になった方に贈るのが一般的です。その場合は、特にお返しをする必要はありません。もしお返しをするときは、表書きは「お中元」で、半額程度の物をお返ししてはいかがでしょう。また、同僚や友人の場合は、同程度の品物でお返しをしたほうがよいと思います。
お礼は親しい間柄の友人であれば、電話かメールで伝えても構いませんが、一般的には書面でお礼状を贈るのが基本的なマナーです。
お礼状の文面は相手にもよりますが、事例を参考に、あなたのオリジナリティーを加えてみてください。
お中元のマナーをしっかり守れば双方嫌な思いをせずに、互いのコミュニケーションがより円滑になります。礼儀は大切にしましょう。
【部下の方へ】
拝啓 今年は例年にもまして暑い夏になりましたが、お元気でお過ごしのようでなによりでございます。
本日はお心のこもったお品をお贈りくださり、誠にありがとうございました。
いつもお心にかけていただき、恐縮いたしております。
どうぞ今後はあまりお気遣いくださいませんように。
取り急ぎお礼までに。 敬具
【親戚、友人の方へ】
お元気にお過ごしの由、お喜び申しあげます。本日はお心のこもったお品をお贈りくださり、誠にありがとうございました。
(家族皆で早速美味しくいただきました。など)時節柄、体調など崩されませんようお祈りしております。
とりあえず書中にてお礼まで。
【もしも目上の人から送られてきたら】
拝啓 盛夏の候 いかがお過ごしでしょうか。
本日はお心のこもったお品をいただき、本当にありがとうございました。
このたびのお心遣いに恐縮しております。○○様とのおつき合いは私どもの悦びではございますが、
今後はどうかあまりお気遣いになりませんようお願い申しあげます。暑さはまだまだ続くようですが、
どうぞご自愛くださいませ。
略儀ながら書中にてお礼申しあげます。
ありがとうございました。 敬具